桜野の煙突から羊

ホワイト企業を探して就職する旅。

中部本社 板紙に強い印刷会社

いやー、経験職の面接は非常に楽ですね。

志望動機、離職の理由、展望何を聞かれても問題なく答えられます。

そりゃそうなんですよ、13年も同じことをやっているわけですから。

 

しかし志望動機であったりキャリアプランであったりっていうのは、業界を知っているから、だけなのではないだろうかとふと思う。

例えばキャリアプランなんていうのは、この先10年勤めたらどうなっているか、という事例が上司という形で表現されているわけでして、もっと言えば社長まで登った姿も知っているわけです。

これが途端に「建材」とか「精密機器」になると商品特性がよく分からないので志望動機だったり、キャリアプランだったりを組み立てるときにロジックが浮かんでこないだけではないのだろうか。営業としての売り方も想像がつかない。

 

印刷っていう世界の利益の構造も知っているわけです。印刷業界は基本的に激務薄給です。故に常に求人があるわけですが、当然経験があるので安売りはしたくない。

例えば600万の年収をいただくとしましょう。個人目標は年間で1億5千万円。営業粗利として約12%は必要になるんじゃないでしょうか。1,800万円ですね。

粗利は別として年間で1億5千万円の売上を新しい会社でいざ作ろうとしたとき、私はまず出来ないでしょう。600万円の年収を要求し、採用されてしまった後が非常に怖いです。

いくらなら許されるのか?400万円です。400万円なら目標に届こうが届くまいが何も言われないぎりぎりのラインです。

 

それでも営業手法を伺った上で、600万円に近い額を要求して帰ってきました。

良い会社だとは思いますが、やっぱり印刷業からは抜け出したい。