桜野の煙突から羊

ホワイト企業を探して就職する旅。

ミスったときに今までしてきた言い訳

印刷業は非常にミスの多い世界です。

裏を返せばミスらなければかなり信用されます。営業する必要がなくなるほどです。

この業界は「ミス」が起こることがデファクトスタンダードであって、ミスらない現場・協力会社を持っている営業はただそれだけで最強レベルになれます。

あ、当然印刷のイロハは知っている前提です。

 

客「某巨大掲示板でうちのDMと現品の口紅の色が違うと書かれている」

桜野「違くないです。少し濃いですが・・・。私のプロの目とネットとどっちを信用するんですか?」

ふざけたことを書き込む輩がいたもんです。

実際かなり色は違いましたけど・・・ね!

 

客「100枚で帯かけって言ったよねー?99枚とか101枚とか結構出てるんだけど?」

桜野「・・・。申し訳ございません。でも考えてみてください。お金を数える銀行さんも15時以降は数えなおしてるっていいますよ?」

これはしょっちゅう言われてました。仕方ないんです手で数えてますので。

員数機を使用してもパーフェクトはありえません。それでも印刷業ってほかの産業と比べればかなり歩留まりは高いと思うんですけど。。。

 

客「桜野さん?おたく何度ミスすれば気が済むの?今回も乱丁してるじゃないの?」

桜野「もうごめんなさいとしか申し上げられませんが。。。でも

 「お札だって乱丁するんですよ!」

これを言い放った時はさすがにお客さんの目は笑ってませんでした。

いや、若くて良かった。

 

でもとても良いお客さんで、現場がミスをするときは何が理由でも営業に半分の責任がある、と教えてくれました。

だから私はいつも現場をリスペクトしています。

営業ってのは客が育てるもんです。